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支部報紹介 2004年9・10月号 (Vol
213) より
奥山だより-7
大杉正樹
季 節の移りかわりは早いものでいよいよ初秋、この奥山だよりを始めてちょうど一年ででもあります。用紙に向かってペンを取る機会が少ない私にどれだけの文章能力があったかと、これを書くに当たり振り返ってしまいました。
そ んなことはおいて、夏の余韻を残しつつもふとした所で南へと渡りつつある夏鳥に出くわしたりと確実に季節の移りゆきを感じます。この夏うれしいことにツバメが4
羽無事巣立ちました。宿坊の軒下に一つがい巣を作っていました。「うれしいことに」と言ったのは、ここ何年かはヘビに襲われたりカラスに巣を壊され卵を食べられたり災難続きで営巣を放棄してしまいました。ヘビに入られた巣は近寄りもしないし二度と使っていませんが、カラスに壊された時はなんとか修復していました。巣立った子供たちはしばらくすると親と一緒に編隊を組んで飛行訓練が始まります。親子むつまじい風景です。話はそれますが、お寺周辺ではコシアカツバメの姿はめっきり見なくなってしまいました。
10 月中旬になると奥山半僧坊のお祭りがあります。規模は小さいですが、稚児行列やはっぴ姿の男衆を目にすると昔ながらのお祭り風景だと感じる人も多いでしょう。神楽堂では、地元子供達数人がきれいな衣装を身にまとい待機しています。お賽銭(ご奉納)があがると舞を奉納します。いなかの鎮守様のお祭りの原点のような風景です。お賽銭を奉納した人には、このほかにお供えをしたお洗米が配られます。さらに御利益をと…。この神楽堂には縁起ものとして、日出づる風景とタンチョウが描かれています。塗装は木の表面の劣化と相まって傷んでいますが、なかなかリアルに表現されています。
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奥山だより-9
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奥山だより-3
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奥山だより-1
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