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支部報紹介 2008年5・6月号(Vol
235) より
季節の鳥 アカショウビン (カワセミ類カワセミ科)
冬に見られる赤い鳥は心ときめく魅力的な存在ですが、夏に見る赤い鳥はそれに神秘的な要素が加わるような気がします。コマドリや今号のお題であるアカショウビンもしかりです。
適応した生息環境は山間部の渓流沿い。それに比較的暗めの所を好むなど、日常身近な存在ではないので特徴的な声を聞いただけでも強く印象に残るでしょうし、さらに、姿を拝めようものならこのうえないことでしょう。
ふと図鑑に眼を移すと、学名はHalcyon coromanda。種小名(後半部分)は生息場所に該当していませんが、インド東岸のコロマンデル海岸に由来しているとか。英名はRuddy
kingfisher。これは、そのものズバリ赤いカワセミですね。漢字だと「赤翡翠」。これまた赤い翡翠(カワセミ)なんですね。美しさは宝石そのものです!
これにまで「赤」と表現されているのに、森林内では逆に保護色になってしまうのが何とも不思議で神秘的です。ただカワセミとは違う所があり、それはホバリングをしないことす。
大杉正樹
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